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天王寺区から来院 治療終了後5年間安定している患者様
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の下村です。
今回は当院に長年通ってらっしゃる患者様の症例をご紹介させていただきます。
初診時の口腔内がこちらです。
右下の奥歯に痛みがあり、来院されました。
右下の奥3本は過去に根管治療をした歯ですが、レントゲンを確認すると根尖病変があります。
感染根管処置を行うことになりました。
いつも通り治療を進めて仮歯を装着します。
半年後CTを撮影し、経過良好であれば、オールセラミックスの被せ物を装着します。
根尖病変もなくなり、無事歯を支えていた骨が回復しました。
ところが、こちらの患者様は右下の1番奥の歯を過去に抜歯していて、1歯足りてない状態でした。
1本ぐらい歯が足りてなくても噛めるし何が問題なの?
と疑問に思うかもしれません。
長い期間歯が抜けている状態を放置すると、噛み合っている歯が伸びてきます。
咀嚼する際に人の顎は縦方向だけでなく、横方向(擦り潰す動き)にも動くのですが、歯が伸びると横の動きが制限されてしまうのです。
その結果”噛めないので反対側だけで噛む”➡️”片方を使い続けることにより、負担がかかり歯の崩壊が進む”のです。
よって右下の1番奥にインプラントを行い、上下の噛み合わせを回復させる計画となりました。
写真を見ると歯茎の色が分かれています。
歯茎には、頬を動かすと引っ張られて一緒に動く”遊離歯肉”と頬を動かしても動かない”付着歯肉”があります。
※頬に近い赤いところが遊離歯肉、白っぽいところが付着歯肉です。
遊離歯肉にインプラントを埋入すると、歯肉とインプラントの間に食べカスや細菌が溜まりやすくなり、インプラントの予後が悪くなります。
そのため、上顎から付着歯肉を移植する手術も合わせて行いました。
1️⃣上顎から付着歯肉を採取する
2️⃣採取した付着歯肉
3️⃣付着歯肉を移植し縫合する
4️⃣手術2週間後
5️⃣インプラントの被せが入った状態
6️⃣手術3ヶ月後の上顎
主訴の部位以外にも治療が必要な箇所が多くあり、順番に治療を行いました。
初診時と現在の比較データです。
🔵感染根管処置、🔴インプラント、🟣オールセラミッククラウン(被せ物)
🟡オールセラミックインレー(詰め物)、🟢ダイレクトボンディング
全ての治療が約2年間で終了し、5年ほどメンテナンスでお越しいただいております。
メンテナンスで来ていただいてる5年間は、常に安定しており何の問題もありません!
当院では歯の長期的な保存に力を入れております。
3ヶ月間隔でメンテナンスを行い、なにか異常があれば院長へ報告、治療へ。という流れになってます。
メンテナンスでは、口腔内写真の撮影、歯周精密検査、歯磨き指導、クリーニングを1時間かけてじっくり行います。
“歯のお掃除”ではなく、”口腔内を管理する”を理念に、院長だけでなく、衛生士も拡大鏡、マイクロスコープを用いて診療を行っております。
何かお困りの事など御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
この治療の担当者

松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。
症例データ

年代/性別 | 50代/女性 |
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症状 | 根管治療をした歯に痛みがある。 |
費用 | 感染根管処置(前歯、小臼歯):¥121,000 感染根管処置(大臼歯):¥143,000 再治療代:¥44,000 ファイバーコア:¥33,000 オールセラミックス:¥176,000 オールセラミックスインレー:¥88,000 ダイレクトボンディング:¥33,000 インプラントCT解析及びステント料:¥110,000 インプラント:¥462,000 遊離歯肉移植術:¥110,000 |