WEB診療予約

BLOG

カテゴリー:

歯科コラム

歯の神経を取った後、何日くらい痛みが続く?

歯の神経を抜く治療は、虫歯や外傷によって歯の神経がダメージを受けた際に行われます。

この処置により、歯の内部の感染や痛みの原因を取り除くことができますが、治療後に痛みが続く場合もあります。

この記事では、神経を取った後に痛みが続く期間やその原因、そして適切な対処法について詳しく解説します。

 

 

歯の神経を抜いた後、痛みが続く期間

歯の神経を取った後に痛みが続く期間は、個人差があるものの、通常は数日から1週間程度が一般的です。

以下に経過ごとの症状について説明します

  • 治療直後から2~3日間
    治療中に歯や周囲の組織が刺激を受けるため、治療後は軽い鈍痛や押したときの痛みが起こります。この痛みは、神経を抜く過程での器具操作や治療部位の炎症によるものです。 時間経過とともに痛みは和らいでいくことがほとんどです。
  • 4日~1週間
    多くの場合、この時点で痛みはほぼ消えます。 歯周組織の炎症が収まり、歯の被せ物や詰め物が正しく噛み合わせに適応することで、違和感が解消されていきますます。
  • 1週間以上痛みが続いている場合
    治療後1週間を過ぎても痛みが続いている、または痛みが増加している場合は、治療の過程で問題が発生し、他のトラブルが潜んでいる可能性があります。そのような場合はお早めに歯科医院を受講しましょう。

 

 

なぜ神経を抜いた後に痛みが続くのか?

神経にあった後の痛みには、いくつかの原因が考えられます。

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

1. 治療時の刺激による一時的な痛み

根管治療では、歯の内部を清掃するために細い器具を使用します。

この操作によって、歯周組織や周囲の神経が軽度の刺激を受けることがあります。その結果、治療後に鈍痛や違和感が起こります。

この痛みは通常、自然に治ります。痛みが軽い場合には、特別な治療を受ける必要はなく、処方された鎮痛薬で対応可能です。ただし、痛みが強い場合や長くなる場合は、再度歯科医院へ相談が必要です。

2. 神経の取り残しや不完全な治療

根管内に神経や細菌が取り残されていると、再び炎症が起き、痛みの原因となることがあります。

特に複雑な根管構造を持つ歯では、見落としや治療が不完全になる危険があります。

この場合、再根管治療(感染根管治療)が必要となり、根管内を再び清掃・消毒する処置が行われるます。

3. 噛み合わせの問題

いくら治療を完璧に行えたとしても、噛み合わせが悪いままでは歯に負担がかかります。その結果、歯根に炎症が起こり、押したときや食事中に痛みを感じることがあります。

噛み合わせを正常に矯正し、根本的な治療を受けられる歯科医院で治療を行うようにしましょう。

4. 根尖性歯周炎

根尖性歯周炎は、根管治療後の歯根の先端に感染や炎症が発生する病気です。

根尖部に膿が溜まり、歯茎に腫れや痛みが起こることがあります。

根尖性歯周炎が進行すると、感染が顎骨や隣接組織に広がり、より深刻な症状が起こります。治療が必要な場合は、再根管治療や場合によっては外科的な処置が検討されます。

5. 歯根破折(歯の根のひび)

神経を取った歯は、歯がもろくなるため、強い噛み合わせや外力がかかると歯根にヒビが生じることがあります。

破折が小さい場合は修復が可能ですが、歯根全体が割れている場合は抜歯が必要になる場合があります。

 

 

痛みが続く場合の治療法

痛みが長くなる場合、原因に応じた治療が行われます。

1. 再根管治療

治療が不完全だった場合、再根管治療を行い、根管内の感染物質を除去・消毒します。

再治療では、初回治療で見落とした箇所を精密に確認しながら進めます。

2.かみ合わせの改善(矯正)

噛み合わせが原因で痛みが出ている場合、根本的な解決が不十分な可能性が高いです。

歯が悪くなった原因のほとんどが、噛み合わせが原因です。まずは、口腔内の環境を整えることが重要です。

 

当院が行う神経の治療

当院の院長は、日本顕微鏡歯科学会認定医で、マイクロスコープを使用した精密な治療を得意としています。

特に、肉眼では見ることのできない根管内の治療において、豊富な技術と知識・経験を有しております。

オペ形式の治療

当院では、歯科医師・歯科衛生士の有資格者のみで治療を行っております。

大きな特徴としては、治療時に衛生士2名をアシスタントとして配置し、3名体制で治療を行う点です。

より精密な診療を行うために、医師は患部から目を離さず治療を行うことが可能で、治療にのみ集中できます。

これにより、患者様により正確な治療を提供しております。

ラバーダム防湿による細菌感染リスクの軽減

当院では、ラバーダム防湿という、治療する歯以外に薄いゴム製のシートをかぶせて唾液や菌による治療箇所の感染を防止する器具を使用しております。

根管内の神経を扱う治療を行う際に気を付けることは、細菌による感染です。治療を行う際に唾液の侵入を防ぐことで、より精密な治療を行うことができます。

その結果、再治療のリスクも軽減し、治療の成功率を高めることができます。

 

まとめ

歯の神経を取った後の痛みは、通常数日から1週間程度で治まりますが、痛みが長引く場合は問題がある可能性があります。症状を放置せず、早めに歯科医院で相談しましょう。

当院では、根管治療後のトラブルにも迅速に対応し、精密な歯科治療を行っています。お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

お電話でのお問い合わせも承ります。お気軽にご連絡ください。

06-6627-8777

診療時間
月曜~土曜 9:30-13:00 / 14:30-18:30
休診日
木曜・日曜・祝日

治療をご相談の患者様へ

当院では治療を始めるにあたって、正確に情報を得るためにCT撮影は必須と考えております。
他院でのCTデータを持ち込まれる方がいますが、メーカーや機材の種類により正確に診断を下せない可能性がありますので、ご遠慮いただいております。
当院は自由診療に重きを置いて診療をさせていただいております。

web予約