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歯茎が腫れた他院で抜歯と言われたマイクロスコープ診療根管治療/再根管治療

20年前に根管治療したが痛みと出来物ができた患者様

住吉区から来院された患者様の症例です。

天王寺駅から徒歩1分・マイクロスコープを用いて治療をしている歯医者『松川デンタルオフィス』歯科衛生士の金丸です。

まだまだ暑い日が続きますね💦

今回は過去に根管治療をしたが、痛みと歯茎に出来物ができてしまい、抜歯になるかもしれないと診断された患者様の症例をご紹介いたします。

まずはパノラマ写真と口腔内写真をご覧下さい。

今回の部位は右下7番です。他院にて根管治療中ですが、痛みが治まらず当院を来院されました。なので仮蓋が詰められた状態です。

歯茎が白くなっている部分は膿の出口です。かなり大きいですね、、

 

次に治療前のデンタル、CT写真をご覧下さい。

 

 

黄色い部分が治療によって拡大された根管なのですが、左側に1部大きく斜めに空けられてしまっている部分があるのがわかると思います。

これはパーフォレーションと言って歯の根管の壁に穴が空いてしまうことを言います。

原因としては間違った方向に器具を動かしてしまうことで起こります。

歯の根っこの周囲には「歯根膜」という血管を豊富に含んだ組織が存在します。歯根部にパーフォレーションを起こすとまずは空いた穴より出血が見られます。そこに細菌感染が起こることで痛みが出たり歯茎が腫れることがあります。また痛みなどが出ずに経過が長期になると、周囲の骨が溶けてしまいます。

青い部分が溶けた骨の部分でレントゲンでは黒く写ります。

大きく空き過ぎて修復不可能な場合や修復できたとしてもその後すぐに歯が壊れてしまう可能性が高い場合は残念ながら「抜歯」という診断となります。

ですが今回は回復の見込みがあると判断し、パーフォレーションリペアを行います。

まずは仮蓋を外して中の感染を除去していくのですが、パーフォレーションしていた箇所から出血が止まらなかったため、その日はビタぺックスという水酸化カルシウム製材を充填しました。この材料は根の先の歯周組織の治癒に対して高い効果を得られる材料です。

充填の様子が動画でありますのでぜひご覧下さい。

この材料は硬化しないため、次回来院した際にこの薬は綺麗に取り除きます。

治療後のデンタル写真がこちらです。

空いていた穴がしっかり封鎖されているのがわかると思います!

この時には排膿が治まっていたため、回復傾向にあるといえるでしょう。

次回は土台を立てて仮歯をつけます!そこから経過観察を行い、骨の治りを待ちます。

 

詳しいパーフォレーションリペアについてはこちらの投稿をぜひご覧下さい!

阿倍野区から来院 パーフォレーションのせいでジルコニアを入れた歯に大きな根尖病変が…

根管治療は難しい治療です。パーフォレーションをしてしまうのは仕方が無いのですが、起こってしまった場合、そこを修復する治療(パーフォレーションリペア)をするべきなのです。しかしそれは難しい治療のためきちんと行えるドクターも多くはありません。

本来であれば患者様にきちんと説明し、治療できる機関へ紹介するべきなのですが、今回の患者様はパーフォレーションしたことすら伝えられず、抜歯と診断されていたのです、、

残せるはずの歯が抜歯になってしまうのは歯を治療する私たちにとって1番避けたいことです。もし治療中に抜歯と診断された方がいらっしゃいましたらぜひ1度当院へお問い合わせください!!!

この治療の担当者

理事長 松川裕樹

Dr.Hiroki Matsukawa

日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。

 

症例データ

年代/性別 60代/女性
症状 過去に根管治療をしたが痛みと歯茎に出来物ができ、抜歯と診断された。
治療方法 感染根管治療
費用 診断料:¥16,500
感染根管治療:¥154,000
リトリートメント:¥44,000
パーフォレーションリペア:¥66,000
ファイバーコア:¥38,500
オールセラミックス:¥187,000
備考 メリット:歯を残すことが出来る
デメリット:歯科医・矯正医共に高い技術が求められる