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和歌山市から来院。歯根端切除術を行ったが痛みが続く患者様

天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の岡です。

今回は下の前歯を他院で「歯根端切除術」を行ったが腫れて痛みがあるとのことで来院された患者さんのケースをご紹介致します😌

 

この方は2023年8月に来院されました。
前の年に根管治療したが、腫れが続いたので2023年5月に歯根端切除術を行ったそうです。

「歯根端切除術」とは…
根管治療をしても病変が治らない場合に、歯肉を切開し歯根の端を切除して感染源を取るという外科的な処置です。

レントゲンで見てみると他の根より、根の先が真っ直ぐになっているのがわかりますね。

ただ、歯根端切除術というのは
きっちりと根管治療を行った上で行う というのが鉄則です。

根尖まで根管充填材が入っておらず、感染が取り切れていない可能性が考えられる為
いつも通り感染根管治療から行います☺️

入っていた被せを外したところから
マイクロスコープの動画をご覧下さい!

 

 

歯根端切除術をしていると根尖がかなり広がった状態になるので封鎖性が良く、強アルカリの殺菌効果があるMTAセメントで根管充填を行うことは必須です!

 

半年の経過観察を行いましたが特に問題が起きず
根尖病変も消失していた為オールセラミックスへ✨

 

CTでも、根尖病変があった部分の骨が回復しているのがはっきりと分かります✨

 

 

この患者様のように「歯根端切除術を行えば治る」というわけではありません。

当院では抜歯と診断された歯や外科処置を行うと言われた歯でも、外科は行わず根管治療だけで治したケースがほとんどです😊

 

ただ、他院で歯根端切除術を行った後、当院で治療して根尖病変が消失したとしても
かなりハードケースな為、他の歯より破折しやすく要注意して経過観察を行わなければなりません。

 

少しでも気になった方は是非ご相談ください!

この治療の担当者

理事長 松川裕樹

Dr.Hiroki Matsukawa

日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。

 

 

症例データ

年代/性別 30代/女性
症状 根管治療と歯根端切除術をしたが痛みと腫れが続く
治療方法 感染根管処置
費用 初診診断料:¥16,500
感染根管治療:¥132,000
リトリートメント:¥44,000
MTAセメント::¥44,000
ファイバーコア:¥33,000
オールセラミックス:¥176,000
備考 メリット:歯を残す事ができる
デメリット:歯科医師に高い技術が求められる