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マイクロスコープ診療虫歯治療

気付かない間に神経が死んでいた?!

天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている大阪市阿倍野区の歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の岡です。

 

虫歯じゃないのに歯の神経が死ぬ?気付かない間に進行した症例

歯の神経は、虫歯がなくても死んでしまうことがあります。しかも痛みが出ないまま進行することが多く、ご自身では気付きにくいのが特徴です。
神経が死んでいるかどうかは、レントゲンやCTで根の先の状態を確認したり、歯髄電気診という検査で神経の反応を調べたりして診断します。
今回は、定期メンテナンスで通われている患者様が、気付かないうちに神経が死んでいたことが分かった症例を、実際の検査画像とともにご紹介致します!

 

神経が死んでいるかの確認方法|レントゲン・CT・歯髄電気診

歯の神経が死んでいるかどうかは、次のような方法で確認します。

今回の患者様も、この流れで診断しました。

【レントゲン】根の先に黒い影(根尖病変)が写ることがあります。神経が死ぬと、その先に膿の袋ができ、レントゲン上で黒い影として確認できます。

【歯髄電気診】歯にごく弱い電気を流し、神経が反応するかを調べる検査です。生きている神経は反応しますが、死んでいる場合は反応がありません。

【CT】レントゲンよりも立体的に、根の先の病変の広がりや位置を確認できます。診断を確定するために撮影することがあります。

3ヶ月に1回、必ず来院してブラッシングもとても頑張って下さる患者様なのですが
メンテナンスでレントゲンを撮った際に左下5番目の歯の根の先に影が見つかりました💦
歯髄電気診では反応がなく、CTでも根尖病変がはっきり確認できたため、神経が死んでいると診断しました。

初診時の口腔内写真|左下5番目の歯

レントゲン写真|左下5番の根尖部に見られる影

 

神経が生きてるかの検査「歯髄電気診」を行いましたが反応は無く、、CTを撮影します。

CT画像|根尖病変が確認できる(神経が死んだサイン)

ハッキリと根尖病変が分かります。
根尖病変があるということは神経が完全に死んでしまい、死んだ神経が感染源となり炎症を起こしているということです。

 

虫歯以外で神経が死ぬ原因|咬合性外傷(食いしばり・歯ぎしり)

虫歯がないのに神経が死ぬ原因のひとつが「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」です。

噛み合わせによって歯に強い力がかかり続け、歯や歯を支える組織がダメージを受けることを指します。
(例) 歯肉が下がる しみる 神経が死ぬ


通常、歯を左右に動かすときは犬歯が滑って下あごを誘導します。ところが、強い歯ぎしりや加齢による咬耗(歯のすり減り)で犬歯が滑らなくなると、その奥の歯にも強い力がかかるようになります。

その結果、虫歯がなくても奥の歯に負担が集中し、神経が死んでしまうことがあります。今回の患者様も、この咬合性外傷が原因と考えられました。食いしばりや歯ぎしりの自覚がある方は、注意が必要です。

 

噛み合わせの図解|犬歯誘導と咬合性外傷の仕組み

通常、正しい噛み合わせの場合
歯を左右にぎしぎし動かすのには犬歯を滑らせて下顎を移動します。

ですが、強い歯ぎしりや加齢に伴う咬耗(歯がすりへる事)によって犬歯で滑る事が出来なくなると、その後ろの4.5番目も使うことになります。

それによって4.5番目の歯に強くあたり、虫歯でもないのに神経が死んでしまう事があるんです😭

 

神経が死んだ歯の治療|根管治療と6ヶ月の経過観察

神経が死んで根尖病変ができている場合は、根管治療(根の中の感染を取り除く治療)を行います。
この患者様も、いつも通り詰め物を外して感染を取り切ります!治療中は唾液の侵入を防ぐラバーダムを使用しています。
その後は仮歯の状態で6ヶ月間、経過を観察しました。レントゲンで根の先の影が消えていることを確認し、最終的にセラミックの被せ物を入れて治療を終えています。

経過観察はメンテナンスで継続します。
もちろんラバーダムも行いながら治療します☺️

最後の洗浄のシーンをマイクロの動画で是非ご覧下さい。

丁寧に何度も何度も洗浄します✨

 

その後仮歯で6ヶ月経過観察をしてレントゲンを撮ります!
比較がこちらです。

根管治療から6ヶ月後のレントゲン|根尖の影が消失

黒い影が無くなっているのが分かります👏
セラミックスを入れて治療は一旦終了です✨
これからもメンテナンスで経過観察は必ず行います。

セラミックの被せ物で治療を終えた状態

 

いかがでしたか?
虫歯以外のことが原因で根管治療が必要なケースは多くあります。
痛みがないから大丈夫、というわけではありません!

根尖病変が大きくなると、最終は保存不能となり抜歯になることもあります。
メンテナンスは「ただクリーニングをするだけ」ではなく、お口の異変や虫歯などにいち早く気付く為のものです‼️

 

当院では
なぜそうなってしまったのかをしっかりご説明し、精密な治療を行っております。

是非ご相談ください☺️

 

 

症例データ

年代/性別 50代男性
治療方法 感染根管処置
費用 感染根管処置・・・¥121,000
ファイバーコア・・・¥33,000
オールセラミックス・・・¥176,000
備考 メリット:歯を残す事でができる
デメリット:歯科医師に高い技術が求められる