天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の岡です。

今回は噛み合わせが原因で神経が死んでしまっていたケースをご紹介致します！

この方はクリーニング希望でいらっしゃいました。

初回のレントゲンと口腔内写真がこちらです！

左下の犬歯が上の歯より外側に出ています。

そしてレントゲンで右上の2番目の歯をよく見てみると…

根尖病変があります。

神経が生きてるかの検査も行いましたが反応がなく、完全に神経が死んでしまっていました…

ですが、この歯は虫歯にはなっていませんでした。

虫歯ではないのに何故神経が死んでしまったのでしょうか？

その原因はなんと

左下の犬歯の位置が原因だったのです。

上下反対に噛み合っているせいで、左の犬歯誘導が機能していない状態なので右側の歯に負担がかかり神経が死んでしまったということです。

⭐️「犬歯誘導」とは………

噛み合わせた状態から下顎を横にスライドさせ、犬歯が当たり奥歯が当たっていない状態のこと。

犬歯誘導がないと色んな歯に負担がかかってしまう。

この歯の根管治療と

他の歯の神経も同じようにならないように矯正して噛み合わせを整える必要があることをしっかりご説明しました！

通常通り根管治療を行い、土台をたてます。

矯正用の仮歯を入れて

インビザライン(マウスピース矯正)を行います✨

クリーニングとブラッシング指導を並行しながら治療を行ったので、黄ばみや歯石がついてこなくなりました😊

そして1年3ヶ月の矯正終了し、矯正用の仮歯はオールセラミックスへ！

大きかった根尖病変もなくなっています✨

噛み合わせも整い、より美しい被せが入りました👏🏻

どの歯が被せなのか分からないくらいです！

セルフケアも頑張って下さっているので、他の歯のツヤも全く違いますよね😉

虫歯でもなく、知らない間に神経が死んでしまっている様なケースは珍しいわけではありません。

そのケースの中での原因の多くは「噛み合わせ」にあります。

矯正は「見た目を治すもの」ではなく、

見た目はもちろんの事「噛み合わせを整える」ものです！

いかがでしたか？

当院では患者様ひとりひとりの口腔内をしっかり観察・診断し、その原因まで丁寧にご説明させて頂きます😊

是非ご相談ください！