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奈良市から来院 疲れると歯茎が腫れるという患者様
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の下村です。
今回紹介する患者様は、左下の奥の歯茎が疲れると腫れるということで来院されました。
左下の6番目と7番目の歯は過去に根管治療を行っており、銀歯が入ってる歯でした。
レントゲンを撮影するとどちらの歯にも根尖病変が確認できました。
特に6番目の歯は分岐部(歯の根っこの股の部分)まで歯槽骨の吸収が進んだおり、破折してる可能性も考えられました。
7番目については、再根管治療で保存可能です。
治療を開始するとやはり6番目の歯は破折しており、保存不可能で抜歯という診断になりました。
抜歯をするということは、そのあと代わりの歯が必要になります。
選択肢としては、インプラント・ブリッジ・部分入れ歯の3つです。
インプラントとブリッジを比較すると、
多くの方がインプラントの方が治療費も高いし歯も長持ちすると思っているのではないでしょうか?
ブリッジは両隣の歯を削ってそこを支えにして歯を補います。
その両隣の支えになる歯の神経が残っていれば、インプラントと同様の寿命が得られるというデータが出ています!
外科的処置に恐怖心がある方は、ブリッジを選択されることも少なくはないです。
ちなみに、当院ではインプラントもブリッジもほとんど同じぐらいの治療費がかかってきます。
部分入れ歯については、一本の歯のみの欠損で作製してもほとんどの方が使わなくなることが多いため、基本的に用いません。
今回の患者様は7番目の歯がすでに神経を失っているということで、インプラントで治療をしていくことになりました。
歯を抜いたあとは、ソケットプリザベーションという処置を行います。
ソケットプリザベーションとは❓
歯を抜いた部分に人工の骨を充填し、骨が吸収することを防ぐ治療のこと。
インプラントを打つためには十分な骨が必要です。歯を抜いて何もしないでいると、歯を支えている骨は吸収するため、ソケットプリザベーションはとても重要な処置です!
その後3ヶ月経過観察をし、いよいよインプラントを埋入します。
埋入した後、インプラントと骨がしっかりくっついていることを確認したら仮歯を作製します。
6ヶ月間仮歯で過ごしていただき、問題なければ最終のセラミックスの歯を作製します!
これで6番目の治療は終了です。
7番目は神経の再治療を行います。
こちらがCT画像です。
根っこの先で黒くなっているのが、根尖病変です。
青印の黒く透けているところは、下顎に通っている下歯槽神経という大きな神経です。
ここに炎症が及ぶと知覚麻痺を起こす可能性もあります😨
いつも通り被せ物と土台を外し、虫歯を除去したら隔壁を立てて、ラバーダム防湿を行います!
根管の中の感染を取り切ったら、最終のお薬を詰めて土台を立て、仮歯で6ヶ月経過観察を行います。
6ヶ月の経過観察が終了したので、再度CTを撮影し、根尖病変が治癒しているか確認を行います。
黒く透けていた像もなくなり、しっかり骨ができていました✨
近々最終の被せ物が入る予定なので、
また写真は追加で掲載させていただきます☺️
少しでも気になることがありましたら是非 お気軽にご相談下さい☺️
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。
症例データ
年代/性別 | 40代/女性 |
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症状 | 疲れると歯茎が腫れる |
費用 | インプラント・・・¥462,000 ソケットプリザベーション・・・¥110,000 インプラント、CT解析及びステント料・・・¥110,000 感染根管処置・・・¥132,000 再根管治療費・・・¥33,000 ファイバーコア・・・¥33,000 オールセラミックス・・・¥176,000 |