WEB診療予約

CASE

カテゴリー

以下クリックで各カテゴリーの症例がご覧いただけます。

リーマーが破折したマイクロスコープ診療根管治療/再根管治療

淀川区からお越しの3年前に根管治療を行ったが違和感がある患者様

天王寺から徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行う歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の中井です。

 

今回紹介する患者様は、他院で3年ほど前に根管治療を行ったが

違和感やしみる症状がありしっかり噛めないという主訴でした。😢

 

前回の根管治療中にも先生から『これ以上は器具が届かないな〜』と言われていたそうで、

不安なので見て欲しいとの事です。

 

まず、診断する為にCTを撮影します!

 

そこで分かった事は

近心頬側根が2根あるが、

①神経を丸々一本取り残している。(恐らくMB2根)

 

②MB1に関しては、レッジができていて根の先まで治療が行われていない。(おそらくレッジが形成されている)

という事が分かりました。

 

レッジとは不適切な根管治療によって本来曲がっている根管を違う方向に段差を作ってしまっている状態をいいます。

 

根管は歯の形状によって、カーブしているのがほとんどですが

レントゲンを見るとわかる様に真っ直ぐに根管充填が行われています。

 

術前にこのような予想を立てて、道具を用意しいざ診療に臨みます。

 

院長は空き時間に次回使う器具を一生懸命研磨しています。

 

 

マイクロスコープを用いて根管内を拡大しながら治療していきます。

また、隔壁作成ラバーダム装着は治療を進めるにあたって必須になります!

 

悲しいお知らせですが、遠心頬側根に過去の根管治療時にリーマー破折がありました。

そちらも合わせて、撤去していますので、動画でご確認ください。

 

 

さっそく治療に移っていきます🦷

 

マイクロスコープ下の、根管治療の映像がこちら

治療前と治療後のレントゲン写真です!

 

実はこの患者さんは、他の歯も当院で根管治療を行ったのですが、

その歯の中にも破折リーマーがあり、その上からスーパーボンドというセメントで塞がれていました😨

 

スーパーボンドという材料は非常に優れた材料なのですが、臭いものに蓋をする材料ではありません…

 

 

この患者さん以外にも、折れた器具がそのままにされているケースが多々あり

びっくりされる方が大半です🌧

 

院長談

『感染を取りきった後の器具破折は、リーマーの移動がないか経過観察すれば良いが、大半のケースは

感染がその先に残ったまま放置されていることが多く、破折リーマーの除去が必要な事が多々あります。

 

リーマーは折れるものなんです。大事なことは折れてしまったなら、患者さんに状況を伝えると言う事です。

 

その上で経過観察するのか、リーマーを除去できるドクターに依頼するのか検討すべきなんです。』

 

院長も治療中に時々リーマーを破折していますが、『折れたんで、取っておきますねー』とささっと除去して

証拠動画を患者さんに見せています。

 

当院がマイクロスコープ診療をメインに行っているのは、患者さんへの信頼の証なんです。

 

 

この治療ブログは医療関係者の方々もよく読まれているようですが、リーマーを破折してしまって困っている方は、

松川デンタルオフィスへ紹介いただいたら適切に対応させていただきます。

 

 

やはり根管という細部を触っていく治療や、折れたリーマーを取り除くといった治療は

マイクロスコープで何倍にも拡大する必要があります!

 

少しでも違和感がある方や、他院で抜歯と診断された方

当院は保存・無駄に歯を削らない という方針で治療計画を考えています。

 

ご自身の歯を一本でも多く残したい!

健康な歯を削りたくない!

と考えている方は是非当院にご相談ください🦷

症例データ

年代/性別 40/男性
症状 違和感やしみるといった症状
治療方法 感染根管治療
費用 感染根管治療:¥121,000
リトリートメント:¥33,000
ファイバーコア:¥33,000
オールセラミックス:¥176,000
破折リーマー除去:¥5,5000