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マイクロスコープ診療根管治療/再根管治療矯正歯科虫歯治療歯周病歯のクリーニング

大阪浪速区から来院された患者様 噛み合わせが原因で虫歯が多発していた患者様

天王寺から歩いて徒歩1分の歯医者「松川デンタルオフィス」歯科衛生士の久米です。

今回は、総合診療についてお話いたします^ ^

今回の患者様は、引っ越しで歯医者に行くタイミングを失ってしまったので、他院様での治療途中の虫歯を総合的に治したいとご来院されました。

 

当院では、診断材料として口腔内写真や、レントゲンをお撮りします。

 

では、早速見ていきましょう!

 

お口を正面から見た状態です。

 

歯と歯の間の歯茎が腫れています。

磨き残しや歯石によって歯茎に炎症がでます。

このまま放っておくと、歯周病がどんどん進行していき、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)がなくなってきて歯が揺れ出します。歯が抜けてしまう1番の原因は歯周病です。

歯周病を防ぐには定期的なクリーニングが必要ですが、ご自身でのホームケアが1番重要です。

 

こちらの患者様には、歯周病や、汚れを染め出ししたチャートを見ていただき、ブラッシング指導をさせていただきした。

また、ご自身では取ることのできない縁上、縁下歯石をさせていただきました。

歯周病の原因となる歯垢を減らしていくことで、歯肉の炎症を抑えることができます。

 

 

2020年2月8日と2023年2月18日の歯周病チャートを見ていただくと、

プラーク付着率(磨き残し):78%→48%

出血率:58%→16%

歯周病の数値である歯周ポケット4㎜以上が明らかに少なくなってきております。

諦めずに努力された結果が数値や見た目に表れるとモチベーションも上がり継続に繋がります!

まだたくさん改善すべき点はありますので、これからも一緒に頑張っていきます♫

 

当院での定期クリーニングでは、口腔内写真や、歯周病チャートを記録していますので、改善するべき所や、良くなってきている所が分かりやすく、患者様にご自身の口腔内の状態を把握していただけます😊

客観的に自分の歯を見ることがなかなか無いと思いますのでみなさん一生懸命見ていただいております✨

 

 

次はこちらです↓

虫歯を何度か繰り返し、つぎはぎ治療をしている歯があります。

 

歯肉を下げてよく見ると、、

 

こんなにも大きな虫歯が残っていました😩

目に見えているものだけを治療していると、このように見落としてしまいます。

虫歯は取り残してしまうと自然治癒はしませんのでどんどん進行してしまいます。

早期発見、早期治療をするために、定期検診やクリーニングに行きましょう!

また、マイクロスコープやレントゲンでの細かいところまで隅々まで見落とさない技術を持っていることが必要とされます。

当院の院長は顕微鏡学会の認定医であり、マイクロスコープでの診断はもちろん、治療の際は録画をしながら患者様へのご説明をさせていただきますので、安心して治療に臨んでいただけます!

 

↓こちらのレントゲンでは、白く写っているものが歯の根のお薬です。

歯の根の先までお薬が届いておらず、不完全なまま土台や被せ物が入っていました。

再治療を行い、根の先までしっかりとお薬が入っていることが分かります。

 

マイクロスコープを使用しながらレントゲンでしっかりと根の先まで治療出来ているかを確認しています。根管治療において、とても重要なことです。

 

また、歯の治療において、唾液に触れてしまうと細菌感染を起こしてしまいますので、ラバーダムでの防湿は絶対に必要です!

 

 

一本一本丁寧に治療を進めていき、口腔内全体が変わってきました!

 

下顎左右の親知らずは抜歯をし、左右の6、7番への歯のアプローチがよりスムーズになりました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、歯の治療の大事なパートの1つとして【噛み合わせ】が挙げられます!

 

どれだけ精度の高い治療をして、精度の高い被せ物をしても、噛み合わせがよく無いと壊れてしまい、今までの治療が意味のないことになってしまいます。

1つ1つの処置はもちろんのこと、患者様がより良い生活を送っていただけるようお口全体の問題の改善に努めております。

今回の患者様は機能していない歯があり、それにより歯並びが崩れ、噛み合わせが悪くなってしまっています。

 

歯並びが悪いことでたくさんのデメリットがあります、、

・不正咬合+歯軋りや食いしばりによって歯の神経が死んでしまう

・詰め物や被せ物が何度も外れる

・歯磨きが難しく虫歯になりやすい

などが挙げられます。

 

今回の患者様は過去にもたくさん治療されているのですが、今のままの噛み合わせでは何度も何度も治療を繰り返し、歯の寿命をどんどん減らしてしまいます。

口腔内写真やレントゲンを用いてしっかりとご説明させていただき、矯正治療の必要性をご理解いただきました。

 

矯正は骨の中で歯根を動かす治療です。

CTを撮影しないことには歯槽骨や顎の骨の状態、歯根の形などを緻密に把握することができません!CTはとても大切なのです!

 

まずは最初に必ず精密検査を行います。

精密検査には、レントゲン写真(CT・パノラマ・セファロ)・口腔内写真の撮影、iTeroでデジタルの歯型取りがあります。

そのデータを基に後日、矯正専門医に診断をして頂きます。

矯正専門医の診断を得てはじめて矯正治療をスタートします。

 

矯正は…

ラビアル矯正:ワイヤータイプ
歯の表面に装置を付けてワイヤーを通します

インビザライン:マウスピースタイプ

 

こちらの2種類があります。

こちらの患者様はラビアル矯正にて矯正を行いました。

 

歯の表面に器具を装着するため、歯ブラシの当て方や動かし方がいつもとは異なってきます。

ですが!ご心配はありません!

担当歯科衛生士が患者様に合った歯ブラシや補助清掃道具でのブラッシングをご指導させていただきますのでご安心ください♫

分からないことがあればいつでもご相談ください^ ^

 

そして今回の患者様は無事矯正治療が終了し、それぞれの歯にバランス良く力が分散され偏った負担がなくなりました✨

 

 

根管治療を行った歯は6ヶ月間の経過観察の間は仮歯の状態です。定期検診の際にレントゲンを撮り、根尖病変の縮小が認められればファイナルの補綴物が入ります!

 

歯並びも良くなり、歯を磨きやすくなったことで、患者様のモチベーションが上がり、歯磨きを頑張ってくださっています!

私たちスタッフも、患者様の口腔内が綺麗になり、嬉しい気持ちでいっぱいです!

ファイナルに向けて徹底した歯磨きを継続していただけるよう、私たちスタッフも一緒に頑張っていきます!!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

少しでも矯正治療に興味がある方、

歯について悩まれている方は是非一度、当院へご気軽にご相談下さい♫

日本顕微鏡歯科学会認定医 松川の所見

木を見て森を見ずではないが、そこだけ治すを繰り返しても永久にゴール(メンテナンスを始めれる状態)には至らない。

歯の保存のためにはGPによる歯の保存、衛生士による歯周病管理、GP主導による矯正が必要であるが、日本の歯科の現状はそれとは程遠い。

耳の痛い話ではあるが、患者さんも現状に向き合っていただく必要がある。

このケースの方は自分の歯に向き合って努力していただいた。感謝しています。

 

 

症例データ

年代/性別 40代男性
治療方法 感染根管処置
ラビアル矯正
費用 矯正検査・診断料:¥55,000
ラビアル(上下顎:表側装置):¥803,000
保定料:¥55,000
再診料:¥5,500

オールセラミックスクラウン:¥176,000×4
オールセラミックスインレー:¥8,8000×5
ダイレクトボンディング:¥33,000×7
歯冠長延長術:¥55,000
感染根管治療:¥132,000
リトリートメント:¥33,000×3
ファイバーコア :¥33,000×6
備考 経過観察が必要
矯正医・総合診療医ともに高い技術が求められる