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歯茎が腫れた根管治療/再根管治療
MTAセメントについて
天王寺駅から徒歩1分の歯医者「松川デンタルオフィス」歯科衛生士の岡です
もうすぐ1月も終わってしまいますね。
最近はまた一段と寒くなっておりますので風邪やインフルエンザには気をつけてください
当院では根管治療の際、口腔内の菌が 根管内に入らないよう、必ずラバーダム防湿をし、マイクロスコープを使用しながら治療を進めていきます!
今回は「MTA」という根管治療で使うセメントについてご紹介致します。
通常、根管治療が終了した際、根管内を「ガッタパーチャ」という材料でうめていきます。
しかし、根の先に膿が溜まって 骨を溶かしてしまう「根尖病変」がひどく進行してしまっている場合、ガッタパーチャで埋めてもなかなか治癒しない…ということもあります。
そういった場合に当院で使用しているのが「MTAセメント」なんです!
ガッタパーチャはゴムの性質の材料ですが、
MTAセメントとは強アルカリ性で殺菌作用が高い一方で身体に優しく馴染みやすいという性質を持っている材料なんです!
抜歯対象だった歯もガッタパーチャの代わりにMTAセメントを使用することによって保存可能となったケースもあります。
しかし、海外では保険で根管充填材として使用することができますが日本ではまだ認可されていません。
この患者様は、左上の歯肉にできた腫れが気になるとのことで来院されました。
CTで確認してみると歯根の先の骨が溶けてしまっているのが分かります。
この歯の感染根管処置を開始し、根管内をキレイにします。その右隣の歯にも虫歯が見つかった為、一緒に治療しました。
↓ MTAセメントをつめている動画です!
根の先までつめることが出来ているか確認しながら慎重に行います。

そして、しっかりつめることができているかレントゲンで確認し、次回の治療へ進みます。

こちらが治療前後の写真です。
腫れが引いているのが分かります。
この後もレントゲンで定期的に骨の状態を確認しながら経過観察をして様子をみます!
当院では様々な材料を使用し患者様ひとりひとりにあった最適な治療を行っています
なにかご心配なことがあればいつでもご相談ください
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。