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30代天王寺区からお越しの所見では特に異常が見られない患者様
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の吉年です。
今回は「根管治療」の中でも難しいケースをご紹介します。
この患者様は前歯に舌が当たると痛いのと噛むと痛いという主訴で来院されました。
初見では、特に異常が見られず日常的に食いしばりをしていることが原因でありマウスピースの着用をしてもらうことにしました。
当院では、3ヶ月に1度メインテナンスにお越し頂いて毎回、口腔内写真を撮影しております。
まずはこちらのお写真をご覧ください。
3ヶ月後のメインテナンス時の口腔内写真です。
前歯部の歯茎の上部分が腫れているのがわかりますね。
この歯肉の腫れはフィステルと言います。
フィステルの原因には根尖性歯周炎(根尖に炎症が起き膿が溜まった状態)や歯根破折・パーフォレーションです。
今回は定期的に通って頂けることありすぐに気付くことができました。
患部は唇で隠れており、患者様ご自身は無症状で気付いていなかったので担当衛生士が見落とすことなく発見することの重要性がよくわかる症例です☝️
次にCT画像をご覧ください。
丸で囲んでいるところに根尖病変がありますね。
原因としては側枝から感染だと考えられます。
側枝の感染を取り除き根管充填を綺麗に行うことはとても技術がいることですが院長は高い技術を持っているのでご安心ください!
治療後の写真をご覧ください。
側枝に根尖病変が出来る非常に難しいケースですが、狙い通り側枝の失活歯髄も除去し綺麗に根管充填ができているのがわかります。
フィステルも消失しています!
今回の場合、患者様に自覚症状がなく進行してしまう病気ですが
当院の衛生士の技術も高くメインテナンス時に見逃さず発見する事ができます。
院長は患者様には『定期的なメインテナンスとは、歯の掃除を歯科ですることでは無い。担当衛生士に口の中を管理してもらう事です。その為、管理能力の高い歯科に通わないと絶対ダメです。』と警鐘を促しています。
私達歯科衛生士には、『歯科衛生士は歯の掃除お姉さんでは無い、口腔内の全てを管理できる能力を身に付けないといけない。その為に勉強しないといけない。』と口酸っぱく指導しています。
患者様にはご迷惑をおかけしていますが、週に1回診療時間を切って院長の臨床指導があるのはその為です。私達歯科衛生士はこの毎週続く時間のおかげで、臨床のおいて何を見るべきかを体の芯から身につけることができています。咬合、補綴、保存の事を考えながらメインテナンスを行なっている歯科医院はそう多くないと自負しています。
根本的な原因はブラキシズムにあるので、咬合関係がいかに大切だということです。
当院では、ただ治すだけの治療だけではなく
根本的な原因を取り除くことをお勧めしています。
ですので矯正治療においても高い技術のドクターがいますのでご安心ください。
歯について悩まれている方は、
是非一度当院にお問合せ下さいませ😊
日本顕微鏡歯科学会認定医 松川の所感
定期検診に行っていても歯科衛生士の能力がままならないと発見できなかったケース。
松川デンタルオフィスではこういった見落としがないように衛生士の教育を徹底している。
基本の基礎資料どりができてないと話にならない。変化に気づくことができないと見落とされてしまい、最悪のケースに至る可能性もあるので今回のケースは早期発見できて良かった。
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。
症例データ
年代/性別 | 30代 |
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症状 | 無症状 |
治療方法 | 感染根管治療 |
費用 | 感染根管治療:¥121,000 |
備考 | メリット:歯を残す事でができる デメリット:歯科医師に高い技術が求められる |