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高槻市からお越しの患者様 気付かない間に神経が死んでいた?!
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の岡です。
今回はメンテナンスで通って下さっている患者様が
気付かない間に神経が死んでしまっていたケースをご紹介致します!
3ヶ月に1回、必ず来院してブラッシングもとても頑張って下さる患者様なのですが
メンテナンスでレントゲンを撮った際に
左下の5番目の歯に怪しい影を発見しました💦
神経が生きてるかの検査「歯髄電気診」を行いましたが反応は無く、、CTを撮影します。
ハッキリと根尖病変が分かります。
根尖病変があるということは神経が完全に死んでしまい、死んだ神経が感染源となり炎症を起こしているということです。
なぜ虫歯でもないのに神経が死んでしまったのでしょうか?
原因は【咬合性外傷】です。
咬合性外傷とは
噛み合わせが原因で強く力がかかり、それによって歯や歯肉がダメージを負う事を言います。
(例) 歯肉が下がる しみる 神経が死ぬ
通常、正しい噛み合わせの場合
歯を左右にぎしぎし動かすのには犬歯を滑らせて下顎を移動します。
ですが、強い歯ぎしりや加齢に伴う咬耗(歯がすりへる事)によって犬歯で滑る事が出来なくなると、その後ろの4.5番目も使うことになります。
それによって4.5番目の歯に強くあたり、虫歯でもないのに神経が死んでしまう事があるんです😭
根管治療が必要となった為、
いつも通り詰め物を外して感染を取り切ります!
もちろんラバーダムも行いながら治療します☺️
最後の洗浄のシーンをマイクロの動画で是非ご覧下さい。
丁寧に何度も何度も洗浄します✨
その後仮歯で6ヶ月経過観察をしてレントゲンを撮ります!
比較がこちらです。
黒い影が無くなっているのが分かります👏
セラミックスを入れて治療は一旦終了です✨
これからもメンテナンスで経過観察は必ず行います。
いかがでしたか?
虫歯以外のことが原因で根管治療が必要なケースは多くあります。
痛みがないから大丈夫、というわけではありません!
根尖病変が大きくなると、最終は保存不能となり抜歯になることもあります。
メンテナンスは「ただクリーニングをするだけ」ではなく、お口の異変や虫歯などにいち早く気付く為のものです‼️
当院では
なぜそうなってしまったのかをしっかりご説明し、精密な治療を行っております。
是非ご相談ください☺️
症例データ
年代/性別 | 50代男性 |
---|---|
治療方法 | 感染根管処置 |
費用 | 感染根管処置・・・¥121,000 ファイバーコア・・・¥33,000 オールセラミックス・・・¥176,000 |
備考 | メリット:歯を残す事でができる デメリット:歯科医師に高い技術が求められる |