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東住吉区から来院 破折リーマーの除去
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」歯科衛生士の豊田です。
今回は、感染根幹処置の破折リーマー除去の症例をご紹介します!
リーマーとは、根管治療に使用する先の細い器具のことです。
この患者さんは、初診時は右上の歯が痛いとご来院されましたが、レントゲンを撮影して診断を行うと、別の場所にも感染があることがわかりました。
初診時の写真です。
主訴である歯は赤い丸、今回紹介する症例は青い丸の歯です。
主訴である歯の治療が終了してから、今回紹介する歯の治療を行いました。
しかし、なんと左上の治療中に院長がリーマーを折ってしまいます…
ですが院長は『あっ折れた、取りますねー』と平然とリーマーを取ります。
いつも通り、むし歯を除去してレジンで壁を立て、ラバーダム防湿を行いながら治療を進めていきます。
根の中の感染を取り除き、リーマーを除去します。
こちらが取れたリーマーです!!
その後、根管充填を行い、土台を立てて、仮歯を被せます。
この状態で約6ヶ月経過観察を行い、問題が起こらなければセラミックスの被せ物をして治療終了です。
右上と左上の歯の、術前と術後の比較のレントゲンです!
リーマー除去の治療はとても難しい治療ですので、完璧にできる歯科医師はとても少ないです。
ですので、再治療で当院を訪れた患者さんでリーマーが残っている方は珍しくありません。
リーマーは折れるものなんです。先生もわざと折っているわけではありませんので、悪意はないんです。
大事なことは、治療途中にリーマーが破折してしまった場合、必ず患者さんにお伝えし、その歯科医師が除去する、もしくは専門の歯科医院を紹介し除去してもらうなど、誠意ある対応が必要なんです。
しかし、残念ながら知らされていない方がほとんどです。
破折リーマーの先に感染があると判断された場合は、痛みや違和感が残ってしまいます。ですから除去する必要があります。今回も無事除去できました。
術後の経過も良好で患者さんもとても喜ばれていました。
右上と左上の歯の術前、術後の比較のレントゲンです。
もし、現在、歯に痛みや違和感があるという方、当院では、根管治療を専門的に行なっておりますので、少しでも気になることがありましたら是非 お気軽にご相談下さい☺️
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。
症例データ
年代/性別 | 50代/女性 |
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費用 | 感染根幹処置・・・¥132,000 リトリートメント・・・¥44,000 ファイバーコア・・・¥33,000 (リーマー除去・・・¥55,000) オールセラミックス・・・¥176,000 |
備考 | メリット:歯を残す事でができる。 デメリット:歯科医師に高い技術が求められる。 |