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大阪市港区から来院 15年前に入れた金歯がしみる患者様
天王寺から歩いて徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の下村です。
今回は、右上5番にセラミックスインレーを行う症例を紹介したいと思います。
この患者さんは歯科医の先生で、右上の金歯の詰め物(15年前に装着)した箇所がしみると
の事で来院されました。
こちらが初診時の口腔内写真です。
ゴールドのインレーが入っています。
まず初めに麻酔を行い、ラバーダム防湿を装着します。
歯の1番外側はエナメル質、その内側に象牙質があり、さらにその内側に神経があります。
エナメル質は人の体の中で最も硬く感染に抵抗力がありますが、内側の象牙質は感染に対して抵抗力が無いため細菌に触れた瞬間から感染が始まってしまいます。
そのため、歯とお口の中を分け、唾液や細菌から感染することを防いでくれるラバーダム防湿は必須です!
ラバーダム防湿の装着が出来たら、ゴールドのインレーをECRという専用の器具で除去していきます。
通常、インレーを除去する際には歯とインレーの間を削って外すことが多いのですが、それでは健康な歯質を削りすぎてしまいます。
ECRは、歯を削ることなくインレーだけを除去することが可能です❗️
次は、虫歯を除去していきます。
このとき、カリエスチェックという虫歯を染めてくれる液とマイクロスコープを使用します。
マイクロスコープで歯を拡大して診療を行い、虫歯の取り残しや歯質の削り過ぎがないよう慎重に行なっていきます。
こちらがマイクロスコープを用いて撮影した治療の動画ですので、ご覧下さい!
院長はマイクロスコープの学会である日本顕微鏡歯科学会の認定医です。
認定医は現在はまだまだ少なく、全国でも156人、大阪府では9人ほどしかいません😳(2022年)
最近では、マイクロスコープを使用している医院が増えてきていますが、ただマイクロスコープを使用したからといって、必ず質の高い治療を行えるとは限りません💦
当院はMIというコンセプトのもと、治療を行なっております。
MIとはMinimal Interventionの略で、歯や歯髄への犠牲を最小限に抑えて虫歯の治療を行うというものです。
EMRやマイクロスコープは、MI実現のためにも必須です!!!
そして、形成を行った後、バイオコートCaの塗布を行います。
🌟バイオコートCaとは
象牙質の表面を薄く硬い膜で覆ってくれるものです。
象牙質には象牙細管という管があり、その管は神経に繋がっています。
象牙細管をバイオコートで封鎖することで、二次カリエス(インレーやクラウンの隙間から最近感染を起こし、再び虫歯になること)のリスクを低減することができます!
最後に型取りを行い、仮蓋を入れてこの日は終了です。
後日出来上がったインレーを入れて、完成となります。
虫歯を除去して形成するときはもちろんですが、最終のインレーを入れるときも必ずラバーダム防湿を行います!
そして、こちらがセラミックスのインレーが入ったお写真です👇🏻
どこが自分の歯で、どこが詰め物かわからないぐらい自然で綺麗になりましたよね☺️🎶
この患者さんは歯科医師の方でしたが、とても満足して下さっていました。
当院には、他にも多数の歯科医師や医師が来院されています!
今回ご紹介させていただいたように、ラバーダム防湿やECR、マイクロスコープなど最新の機器を用いて、妥協を許さないこだわった治療を行なっておりますので、当院での治療が気になる方は是非、ご連絡お待ちしております☺️
症例データ
年代/性別 | 30代男性(歯科医師) |
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治療方法 | オールセラミックスインレー |
費用 | オールセラミックスインレー:¥88,000 |