カテゴリー
以下クリックで各カテゴリーの症例がご覧いただけます。
ペリオスコピーのセミナーに行ってきました!
天王寺駅から歩いて1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です
今回は6/2(日)に開催された
「内視鏡 ペリオスコピーを用いた非外科的歯周治療」というセミナーに院長と衛生士の森下さんと行ってきました
講師の先生は『おだデンタルクリニック』の理事長 院長「小田 師巳」先生と同クリニックで勤務されている衛生士の「秋森 由佳」先生です
今回のセミナーは…
普段は外科的処置で歯茎を切って開いてしか見る事の出来ない歯の根の周りの状態を内視鏡(ペリオスコピー)を用いて、観察し歯石をとっていくという内容でした
本体はこんな感じです
この細いファイバーは直径1mmでその中に画像を写し出すカメラとそれを取り囲むように照明がついております。
これを専用の機械に取り付けて、患者様の歯周ポケット内を観察していきます!
歯周ポケット内は外科的な処置を行ない歯茎を切って開かない限り見ることができないものでしたが、このペリオスコピーを使えばなんと外科処置が必要なく行えます
それは患者様にとっても大きなメリットです
①麻酔も必要であれば行いますが、患者様が痛みを感じなければ麻酔なしで行えます
②メスを使わないので、傷にもなりませんし、腫れる心配もありません。
体への負担がとても少なくなります。
また、お仕事をされてる方だと外科処置は日程を合わせるのが難しかったりしますよね。
その後も消毒や糸抜きとやる事が沢山あります
でも、ペリオスコピーを使えばその日のうちに歯石が取れて歯茎も健康な状態へと改善していきます
実際にペリオスコピーを用いて行ってる状態がこちらです
欠点として、、、
①映像が粗く画面が少し小さいです。
②約4mm先の映像が映し出されるので少し距離感が遠く感じるかもしれません。
(実際に患者様に使用する場合は録画機能もございますので術後に一緒に確認して頂くかたちになります)
この機械を使いこなせるようになるには、沢山の練習が必要になります
当院でも導入する予定ですので、もし購入したらより早く患者様に提供できるよう、練習に励みます
私たち、歯科衛生士は歯科医師のように患者様の歯茎を切ったり、削ったりすることの出来ない資格です。
なので、日頃から行っているSRP(歯茎の中の歯石を黙視でとる作業)を行なっていると…
「本当に取れてるのかな?」「取れてる気がするが何かひっかかる気がする」「ここの出血はなぜ止まらないのか」など、沢山の疑問をもって診療をしています。
でも、これを上手く使いこなせれば自分の目でポケット内が確認できるようになります
そして、よりレベルの高い治療を提供する事が出来ます
ただ、この機械もそうですがとても高価な物でファイバーのカバーがディスポーザブル(使い捨て)となるので費用は自費診療となります。
また機械の導入が決まり、治療方針が決まれば発表させて頂きます