天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の岡です。

今回は破折リーマーを除去した症例をご紹介します！

この患者様は、8年前に治療した歯がうずいて痛いということで来院されました。

レントゲンやCTを撮影してしっかり診ていきます！

CTで見てみると、◯部分に黒い影があります。

真っ白なのは金属の土台ですが、根と違う方向を向いているので、「パーフォレーション」が起きているのではないかと考えられました。

感染根管処置をスタートしていきます。

まず被せや土台を外し、中の感染を取っていくと…

根管の中に「破折リーマー」があるのと

やはり、根管に穴があいている「パーフォレーション」がありました😨

リーマーが破折してしまうと、その先に残っていた感染を取りきれず、炎症がおきる原因になってしまいます。

「パーフォレーション」に関しては、前回神経を取った時に歯を削る過程で偶発的に誤った方向に削ってしまったと考えられます。

その為、パーフォレーション部からは出血しており、MTAセメントで修復する必要があります！

リーマー除去した所をマイクロスコープの動画でご覧ください！

器具2本も折れていました。

なぜ破折リーマーやパーフォレーションがおきてしまったのか原因を読み解くと

この患者様は開口量がかなり小さく、唇周囲の筋肉も硬いので

治療を行いにくい条件がありすぎる患者様でした…

お口が閉じて器具があたると、リーマーが割れてしまったり削る機械で違う所を削ってしまう原因にもなります。

次に、パーフォレーションリペアの動画です✨

当院では、「何故そうなってしまったのか」までしっかりと考え治療計画を立てます😌

他院であれば

リーマーが折れてしまうとほとんどの先生は諦めるしかありませんが、院長はリーマーを除去することが出来ます！

パーフォレーションしてしまい予後が悪いと、抜歯と診断されることが多いですが当院ではそういったリペアも行っております✨

マイクロスコープを使用する事で、精密に治療できるだけでなく患者様自身もどんな治療を行なっていたのか理解することができます！

この後は土台と仮歯をのせて経過観察を行う予定です☺️

いかがでしたか？

少しでも気になった方は気軽にご相談ください！