WEB診療予約

CASE

カテゴリー

以下クリックで各カテゴリーの症例がご覧いただけます。

リーマーが破折した治療後に痛みがある歯茎が腫れた歯髄温存療法マイクロスコープ診療根管治療/再根管治療虫歯治療

東大阪市から来院 他院で治療途中の歯の痛みに我慢出来ないと来院

天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」歯科衛生士の久米です。

 

 

 

今回の患者様は、他院で感染根管治療途中の右上奥歯の痛みが治らず、歯肉や頬まで痛みがあるとご来院されました。

 

 

 

主訴の右上6番↓↓

 

 

仮封材が乱雑に充填されていることが分かります。

感染が取りきれていない事、仮封材の封鎖性が悪く細菌が根管内に侵入することにより炎症反応を起こし、痛みが出たと考えられます。

 

この患者様は、とても歯科治療に不安を抱かれておりお話しを聞かせていただきました。

なんと、今まで感染根管治療をする際に麻酔をしていなかったようです、、

その為、歯科治療に対しての恐怖心が強くありました。

 

神経を抜いた歯でも、根尖を触ると痛みを感じますので当院では必ず麻酔をしますのでご安心下さい😊

 

 

 

右上6番の治療を進めていくと、パーフォレーションしていることが分かりました。

パーフォレーションとは、歯の壁を突き破ってしまうことです。

今回のケースは他院で治療の際に誤って本来の歯の根の方向と違う方向に器具を挿入し、パーフォレーションを起こしたと考えられます。

 

また、パーフォレーションは歯周組織へ悪影響を及ぼします。

適切な処置を行わないと、今回のように急性症状を引き起こしてしまいます。

 

 

パーフォレーション部にはMTAセメント(強アルカリ性で殺菌効果が強く、封鎖性の良いセメント)を使用し根管充填を行いました。

 

 

右上6番の感染根管治療が無事終了しました。

仮歯装着し、6ヶ月間経過観察をします。

 

 

 

次に、隣接歯の右上7番の感染根管治療を行います。

治療を行う際にデータを撮ります。

その際にリーマー(根管治療に使用する針の様な器具)が根尖で折れている事が分かりました。

根尖の感染を取りきるまでにリーマーが折れているので、感染の取り残しがあります。

リーマーを除去し、根尖の感染を取り除いていきます。

 

破折リーマー除去の動画をご覧ください↓↓

 

 

 

 

 

約2mmの破折リーマーの除去を行い、根尖の感染を除去できました。

 

 

無事感染根管治療が終わりましので、右上6番と同様に仮歯を装着して6ヶ月間経過を見ます。

 

 

 

 

 

☝︎beforeの写真は、右上6は仮歯を外した状態、右上7は銀歯を外した状態です。

 

 

最後に、右上5の虫歯を除去し、仮歯を装着します。

虫歯が大きく、神経まで到達したので歯髄温存療法を行いました。

従来の治療であれば、露髄すると神経を抜かないといけなかったのですが、今はMTAセメントを使用することで、歯髄温存が可能になりました。

しかし、歯髄温存療法を成功させるにはラバーダム防湿が必須です。

普段の虫歯治療から徹底してラバーダムを使用していないと行えない処置となります。

 

右上5、6、7の仮歯の装着の写真がこちらです↓

 

 

 

 

今後仮歯の状態で食事をしていただき、問題なければ仮歯の形態を参考にしてオールセラミックスクラウンの型取りをしていきます。

 

 

 

・根管治療を数ヶ月しても治らない方

・抜歯をしないといけないと診断された方

・歯が痛くて辛い思いをしている方

 

歯の保存に力を入れている松川デンタルオフィスに是非お越しください^ ^

症例データ

年代/性別 女性 60代
費用 診断料 ¥33,000-
感染根管治療 ¥143,000- ×2
リトリートメント ¥44,000- ×2
ファイバーコア ¥33,000- ×2
オールセラミックス ¥176,000- ×2