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長期治療の患者様の症例について
天王寺駅から徒歩1分の歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の北村です
はじめまして。4月から新しく入社しました。ブログも初めての投稿になりますこれからよろしくお願い致します
今回は、約2年間に渡る治療が完了した患者様の症例です。
こちらの方は
①歯周病治療
②残すことが出来ない歯の抜歯
③根管治療
④歯冠長延長術
⑤補綴物のセット
を約2年間かけて行ってきました。
初診時、奥歯のほとんどが歯の根の部分しか残っていない状態でした。プラークコントロール不良や歯肉の下の歯石が残っていたため、歯肉からの出血や腫れがありました。
歯石の除去を行い、口腔内の清掃状態を整えることで細菌が減り、引き締まった歯肉を作ることができます。
治療中の細菌感染を防ぐためにも、最初に行うクリーニングと歯周病治療はとても大切なことです。
今回の患者様の残すことのできない歯とは、、、
このように、歯の根が残っている歯です。
虫歯で溶けしまった歯の根を残していたら、さらに細菌が増え炎症が悪化してしまうため抜歯を行いました。
抜歯の傷の治癒中に根管治療を行います。
根管治療完了後、土台を形成し、歯冠長延長術を行います。
感染部位を取り除き、口腔内環境も整っているため引き締まった薄ピンク色の歯肉になっています。
最後に補綴物のセットを行うのですが、患者様は長期間奥歯の噛み合わせがない状態で生活されていたため、補綴物を入れるスペースがありませんでした。歯は噛み合う歯がない場合、空いているスペースを埋めようとして徐々に移動してしまいます。
スペースのないところへ無理やり補綴物を入れても、噛む力で壊れてしまうため、治療期間中に残っている歯の歯列調整し、補綴物が入るスペースを作りました。
患者様のご希望により奥歯は義歯ですが、今回の患者様のように歯周病治療やセルフケア、プラークコントロールが整っていることや、ご自身の顎の骨も健康な場合はインプラントを入れることも可能です。
現在患者様は、3ヶ月に1回の定期検診に通っていただき、虫歯や歯肉チェックを行っています。今後も健康なお口を保っていただくためにも、治療完了後の定期検診はとても大切です。
分からないこと、気になることなどございましたら、是非当院へお越し下さい
「松川デンタルオフィス」衛生士 北村
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。