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歯石について
天王寺駅から歩いて徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です。
この前の台風は本当に大きくてビックリしましたね~
影響・被害もとても大きかったですけど、皆様は大丈夫でしたか?
私の家は3日程停電になってしまい、改めてスイッチを入れるだけで電気がつくという当たり前の日々がどれだけ幸せな事なのかという、ありがたみを体感する事ができました
まだまだ復旧には時間がかかると思います。
まだ停電されてる地域もありますが、早く復旧してくれるよう心より祈っております。。
今回は歯石についてお話しさせて頂きます
歯石とは、簡単に言うと歯についた汚れ(プラーク)が唾液の成分と混ざって石灰化されたものです。
歯の石と書く程なので、本当に石のように硬くなり歯ブラシでは全く取り除く事ができません。
こちらが上の前歯の裏側についている歯石です。
歯と歯茎の境目のところに黒い物がありますよね~
通常であれば歯茎より上につく歯石(縁上歯石)は黄色っぽい色をしてるのですが、歯茎の中につく歯石(縁下歯石)は血液と混ざって黒っぽい色をしています。
縁下歯石の方が硬く、放って置いても取れる事はございません。
このまま放っておくと…
歯茎が炎症を起こしたままなので出血したり、歯周ポケットと呼ばれる溝を深くしていってしまいます
歯茎より上についている歯石は目視で確認する事ができるので取り除きやすいですが…
歯茎に覆われて直視する事が出来ない歯石は取り除くのに苦労します。。
でも、それを探して取り除くのが衛生士の仕事です
私たちも手の感覚やレントゲン写真や歯周病の検査結果、出血量などあらゆる情報を使ってそれを取り残す事のないよう頑張っています
この患者様の最初の歯周病の検査結果の状態が下の表です
奥歯を中心に歯周ポケットが深いところがあります。
前歯の裏側も歯石のせいでポケットが深かったり、出血があります。
炎症があるところは歯茎の中についた縁下歯石が原因だと思われます。
キュレットと呼ばれる専用の器具で歯石をカリカリと細かくブロックに分けて取り除いていきます
キュレットは刃物と同様なので歯茎を切ったり、傷つけたりしてしまいます
あまりやり過ぎると、歯がしみたりしてしまいます。
なのでお掃除をする時は注意を払って行っています
そして、お掃除を重ねていって1年半が経過した検査結果がこちらです。
出血も収まり、歯茎も引き締まってきています。
何よりも磨き残しが減少して凄く良い状態になっています。
現在、歯茎も引き締まりこのようになっています。
最初に比べると歯茎が赤く腫れていたのが改善されていますよね
お掃除後も歯茎も下がる事なく綺麗なラインに戻ってきています
皆さんも歯石がついてきたら、歯茎が下がる前に是非クリーニングに来て下さい
お待ちしております