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根管治療〜外科処置まで
天王寺駅から徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です
今回は長期間に渡って通院して頂いている患者さんの『根管治療、歯茎の移殖、インプラント』の治療について紹介致します
初診時は右下の4番目・6番目に根尖病変があり、右下の7番目の歯が無い状態でした。
CT画像でも骨がない事が確認できます
そこから感染根管治療を行い、感染源を取り除いていきます
根管治療が完了すると半年間は仮歯で過ごし、溶けていた骨が出来るかどうか経過観察を行います。
その間に、治療期間を短縮する為に7番目の歯が無いところにインプラントを埋入します
根尖にあった骨吸収も感染源が取れた事により、無事に骨が再生してきています
7番目の歯を抜いてから長年時間が経っているようで、歯茎のラインが下がってしまっています
そして、上の7番目の歯も噛み合わせがない事により歯が挺出してきています。(下がってきている状態)
この状態だと折角、インプラントを入れても審美的にも良くありません
何よりブラッシング時に、しっかりとした硬い歯茎がないと清掃不良が起きてしまい、インプラント周囲炎(インプラントが歯周病のようになること)になってしまいます
それを防ぐ為に上顎から歯茎を移殖してきます
歯茎が足りていない頬っぺた側へ移殖して、粘土のような物を貼り付け、上手くくっついてくれるのを待ちます。
術後1週間でパックを取り除き、術後2週間で糸抜きを行います。
2週間で既に親和しているようにみえます
移殖した歯茎はまだまだ剥がれやすい為、ブラッシングは6週間は控えて頂きます
そして歯茎がしっかりとした頃にインプラントの上部構造を作っていきます
これで一通り右下の治療は完了しました
下がっていた歯茎のラインも綺麗に整い、硬い歯茎が出来た事によりブラッシングをしても痛みがないようになっています!
上の下がって来ていた歯も治療を行い、正しい噛み合わせへと変わっていきました。
見た目もすごく綺麗になりました
噛み合わせが良いと歯の寿命も長くなります
皆様も何かお口の中で悩んでる事があれば是非、ご相談下さい
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。