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早く治療をしておかないと…
天王寺駅から徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です
今回は、「あの時に早く治療しておけば良かったな…」
という症例を紹介します
この方は2017年に初診で来院され、上の親不知に大きな虫歯があったり、その他にも治療した方が良い虫歯は6本程度ありました。
当院では初診の皆様に時間をかけ、現在のお口の中の環境を説明し治療の必要性をお伝えし理解してもらいます
歯茎の状態も悪く腫れや出血、磨き残しも多くあった為、先に歯周病治療を優先して行いました。
その後、痛みの出ていた上顎左右の親不知を抜いて、その時に感じていた痛みがとりあえず無くなったようで他の虫歯の治療もメインテナンスもそのまま放置し続け、3年後に他の歯に痛みを感じ来院されました。
左側で物を噛むと痛みを感じるとの事でした。
なんと左上6番に大きな穴が空き、食べ物が詰まっています
3年前に既に虫歯になっていたので治療が必要だとお伝えしましたが、それを放置し続けて虫歯はどんどん大きくなり歯を溶かしていき、もろくなり歯が欠けてしまいました
欠けたところをそのまま放置しておくと、下から歯茎が盛り上がってきます
それを切る手術も行いました。
3年前に治療しておけば、詰め物で治療できていたのに。。
残念ながら虫歯の範囲が大きい為、神経をとらないといけなくなりました
と残念な結果になりました…
歯の神経をとると言う事は、痛みを感じなくなるのと歯の血液の流れや栄養源を断ち切るので割れやすくなったりと歯自体の寿命が短くなってしまいます。
なので神経は残せるのなら残した方が良いですが、今回のケースはそういう訳にはいかず…
神経をとらないと痛みも治まらないのと、根管内に感染部を残すと根尖病変の原因となってしまいます
感染部をしっかりと取り除き、根管充填を行いました
それ以外にも残念な事に、この歯が虫歯になり長期間放置して置いた為、この前後の歯までも虫歯になってしまっていました
その前後の歯の治療も行い、今回はしっかりと治療に向き合って頂くことができました。
放置しておくと良くないという事を、身を持って体験されたので歯を大切にしようと考え直すキッカケになってくれたのではないでしょうか
結局、放置した事により
① 歯茎を下げる手術
②歯の神経をとらなければならない
③前後(隣在歯)の歯の虫歯治療
を行わなければなりませんでした。
治療を行い、ここまで綺麗に仕上がりました
皆さんも放ったらかしにしているはがあれば早めの治療をお勧めします
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。