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被せ物の寿命は、かみ合わせも影響!
天王寺駅から歩いて徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です
今回は「感染根管治療」について紹介します
この患者様は噛み合わせの状態があまり良くなく歯が下へと下がってきていたのと、歯の後ろ側から虫歯に感染して骨が溶かされてきていたので被せものをやり変えなければいけませんでした。
一番奥の歯が噛み合わせのラインより下に下がっているのが分かりますか?
そのせいで下の歯が破壊されてしまっています。
被せものをやりかえる際に根の状態を最善にしておくことで再治療の必要がなくなったり、被せものの持ちが良くなったりします!
なので一度リセットする為に外して根の再治療を行いました☆
被せものを外すと下はこんな感じになっていました
後ろの辺りが茶色くなっていて虫歯に感染してる状態です
こちらはマイクロスコープを用いて撮影をしています。
こだわりポイント①
マイクロスコープを用いることで、実際の肉眼で見るより20倍に拡大して見る事ができます。より正確に根管内が確認できます
ここから虫歯に感染している所を取り除き、再感染しないようにじっくり時間をかけて確認し行っていきます
虫歯がないかどうかを確認していきます。
何度かブログにも上がっていますが、虫歯の取り残しをチェックする青い薬液を用います。
こだわりポイント②
この歯は以前、他の医院で治療を行ってもらっている歯です。
歯の再治療が出来る限度は大体4回程度です。なにより神経の治療を既に終えている歯はダメージが大きいので、また感染すると歯が残せるかどうか分かりません。なので再感染しないよう虫歯はしっかりと取り除きます!!
この後は『隔壁』と言ってレジンセメントで壁を作っていきます。
実際にはこんな感じです
白い綺麗な壁が出来上がりました。
こだわりポイント③
隔壁を作ることで、唾液などに含まれる菌の侵入を減らす事ができます。
先程の動画では歯茎と歯との境界線が近くなっていて、あの状態で治療を行うとどんどん菌が侵入して根の中は一向に綺麗になりません。
そして、隔壁を作ることでこの後に行うラバーダム防湿の時の器具もかけやすくなります。
続いて、根の中に詰まっているお薬などを取り出していきます
専用の器具・機械を使用し、徐々に取り除きます。
この歯の根は2つだったのと太めの根管だったので比較的、容易に治療は進みました。
この歯は3回で治療が終了しました
こだわりポイント④
1人ずつ滅菌した器具を使用し、保険治療ではコストの面で使うのが厳しい機械や器具を用いて行っております。
院長がたくさん勉強会に出席し、学んできた最先端の技術や情報を駆使して行っております。日本では販売していない器具は海外から取り寄せております。
こだわりポイント⑤
当院では1回の治療をじっくり時間をかけております。大体の方が60分のアポイントで根管治療を進めていきます。
なので何度も根の消毒で通う必要が
ありません。最短で1回で終了するケースもございます(根管内の感染具合は個人差があります)
そうして中の感染した物質を取り除いたのがこちらです
中が空っぽになっていますよね
こうして目でしっかりと確認しながら治療をすることで感染するリスクか軽減できます。
こだわりポイント⑥
当院での根管治療は絶対にラバーダム防湿を行います。この動画に写っていた青のシートなどが唾液などの侵入を塞いでくれます
それに加え、根管治療では少しきつい薬剤なども持ち入りますので、患者様に嫌な味やニオイがしないよう、薬液が漏れてケガなどに繋がらないように考慮されております。
当院で自由診療で根管処置を行っている理由が少しでも理解して頂けましたでしょうか
前回のブログでも登場したCT画像を用いて根管の形態を確認しながら行う行為は皆様に行っています。
それ以外にも当院が根管処置において、こだわっているポイントが沢山ありますのでまたブログでご紹介させていただきます
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。