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根管治療/再根管治療
歯茎が腫れて出来物がある。感染根管治療で改善
天王寺駅から徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』歯科衛生士の森下です
春が近づいてきて花粉が気になる季節がやってきましたね🤧
季節の変わり目ですので、体調管理には気をつけてお過ごし下さい🌸🌸
今回は、感染根管治療についてお話させていただきます!
こちらの方は、左上の歯茎が腫れているという主訴で来院されました。
根っこの先に膿が溜まり、その膿の出口が歯茎の表面に現れたものです。
これをフィステルと言います。
昔、行っていた神経の治療の時に、根の中がきっちり消毒できていなかったり、お薬が根の先まで入っていなかったりするとフィステルができてしまいます。
この場合では、被せ物などの補綴物を全て外し、根の中の消毒を再度行っていく必要があります。
当院では、
・唾液を完全に排除し、無菌的処置を行なう
【ラバーダム防湿】
・治療部位を20倍に拡大して見ることのできる大型顕微鏡
【マイクロスコープ】
・3次元画像による根管の長さと幅を正確に測定できる
【CT】
などを用いて根管治療を行っています。
被せ物を外すと中で感染を起こしているので、まずは虫歯を取っていきます。
そして根の中の消毒を行なっていきます。
まずは前に根の中に詰めていたお薬を取っていきます。
次亜塩素酸ナトリウム(ご家庭でいうハイターです)で根の中を消毒し、超音波の機械を使い振動を与えていきます。
だんだんと、白い泡が出てくるんですがこの時はまだ根の中に細菌が残っている状態になります。
白い泡が出なくなるまで繰り返し消毒を行なっていきます。
次亜塩素酸ナトリウムには強力な殺菌作用や、機械で取りきれない細菌などを溶かす作用があります。
根の中が綺麗になりますと後は、お薬を詰めていくんですがここで1つ問題が発生してしまいます。
根の先に膿が溜まっていて骨が溶けてしまっている場合、普通のお薬(ガッタパーチャ)で詰めてもなかなか治らないということがあります。
そこで【MTAセメント】というお薬を使い、骨の回復を行なっていきます。
※MTAセメントについては以前にブログでもご紹介させていただいていますのでそちらをご覧下さい😊
根の先までお薬を詰めて根管治療は終了になります。
定期的に骨の状態を確認する為にレントゲン撮影を行なって経過を見ていきます!
他院で抜歯と言われた歯でも、根管治療を行うことで残せるようになるかもしれません!
大切な歯を1本でも多く残していきましょう🦷✨
少しでも気になることがありましたら当院スタッフ、院長までご気軽にご相談下さい😁
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。