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大阪市から来院 他院の検診で大丈夫だと言われたが神経まで及ぶ虫歯
天王寺から歩いて徒歩1分マイクロスコープを用いて診療を行っている歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の下村です。
今回紹介させていただくのは高校生の男の子の患者様です。
主訴は虫歯の治療を全て終了したのでかかりつけの医院で定期検診をしてもらっていたが、その際歯科衛生士の方に器具が引っかかるところがあると言われ、医師に確認したが小さい虫歯なので経過観察と言われ不安を抱きお父様と来院されました。
右下7番の咬合面には虫歯があり、
6番にはジルコニアの詰め物が入っていますが、後ろ側が不自然に大きくなっています。
これは右下6番の治療を行うときに誤って隣の歯の右下7番を削ってしまっています。
そのため7番の前の部分は表層のエナメル質を失い、二層目の象牙質が露出していました。
象牙質は感染に対して抵抗がないので、保護されていないままだと虫歯になるので、治療が必要です!
治療計画は、
①6番目の詰め物を外して本来の形で詰め物を作り直す
同時に
②7番目の咬合面の感染の除去し、前側の象牙質を保護できるように詰め物を行う
①.②を同時に行うことにより、6.7番間の不自然な接触形態を改善する。
という事になりました。
ではマイクロスコープで治療の様子を録画してるのでご覧ください。
な、なんと経過観察と言われていた7番の虫歯は神経にまで及んでいました。
10代から20代の歯は象牙質が脆く、外見に小さい虫歯でも中で巨大化していることは多々あります。
特にこの年代は象牙質が脆いので一気に神経に穴があいてしまうのです。
当院では必ずラバーダム防湿を行って治療しているので、神経が露出しても歯髄温存療法を行うことができます!
歯髄温存療法を行なった後のレントゲンがこちらです。
後日、歯に電気を流して神経が無事であることを確認したら、
セラミックスの詰め物の型取りを行い、出来上がった詰め物を入れて治療が終了となります!
見た目では小さな虫歯と判断し、もしラバーダム防湿をしないで治療を行っていたら、この歯の神経は抜くことになっていました😅
この症例以外にも10代の歯髄温存療法を行なったケースがあるので、画像で紹介致します!
こちらのケースはかなり虫歯が大きく、出血が15分ほど続きましたが、なんとか歯髄温存療法を行うことができました✨
10代の歯の特徴
☑️歯に対して神経が大きい
※加齢とともに神経が狭窄するが、まだ狭窄を起こしてないため
☑️歯質がまだ弱く虫歯の進行が早い
上記の理由より、今回のケースのように歯科検診で″虫歯はあるが小さいので経過観察しましょう″と言われているが実は中で進行し、神経まで及んでいることも多々あります。
虫歯は治療をしない限り、自然に治癒することはありません。
神経の保存された歯と、神経を失ってしまった歯ではその寿命が大きく異なります。
これから何十年と使うことになるお子様の大切な歯の神経が気付かないうちに死んでしまうといった起こらないよう早期発見、早期治療は必須です!
定期検診で小さな虫歯を見逃さないため、当院では衛生士もマイクロスコープを駆使し、口腔内の管理をさせていただいてます☺️
当院での治療が気になる方は、是非お問合せお待ちしております
この治療の担当者
松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。
症例データ
年代/性別 | 10代/女性 |
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費用 | 診断料:¥33,000- 歯髄温存療法:¥66,000- オールセラミックスインレー:¥88,000- |
備考 | メリット:神経を残す事でができる デメリット:歯科医師に高い技術が求められる |