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再感染防止のためのラバーダム防湿
天王寺駅から歩いて徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の梅本です
先日の台風、皆様大丈夫だったでしょうか
当日ご予約頂いていた方、台風にも関わらず雨風の中お越し下さりありがとうございました。
今週からまた暑い日が続くようですが、くれぐれも熱中症には気をつけてお過ごし下さいね!
さて今回は、『ラバーダム防湿』について、お話しします(^-^)/
当院では、根っこの治療をする際、マイクロスコープを使用し、さらに ラバーダム防湿 というものを行なって治療しています。
ラバーダム防湿とは、
歯の周りにゴムのシートを覆って治療することを、ラバーダム防湿といいます。
これらの器具を使用して、治療を行います。
実際に装着してみると、このようになります↓
お口の中の唾液には細菌が大量に含まれています。その唾液が、わずか一滴でも患部に入ってしまうと、虫歯の治療や根っこの治療の妨げとなります。
そのため、ラバーダム防湿を行って、お口の中から歯を隔離し、唾液が入らない環境を作ります。そうすることで、清潔な状態で治療を行うことができます。
また、ラバーダム防湿で根管治療をすると、
成功率が上がる とも言われています
1つ目は、上記のとおり唾液による感染を防ぐことができます
歯の根の中は、神経が死んでしまうと自然に改善することができません。ラバーダム防湿をせずに根管治療を行うと、いくら根の中をきれいにしても、唾液が入ると再度感染してしまう為、根管治療の成功率が下がってしまいます。ですから、しっかりと歯を隔離することが大切です。
2つ目は、治療部分をきれいに消毒できます
ラバーダム防湿を行うと、唾液が入らない環境になるため、消毒剤が唾液に流されずにきれいな状態で治療することが可能です。また、ゴムで覆っているため誤って消毒剤が漏れる心配はありませんので、殺菌力の強い消毒剤を使うことができます。
3つ目は、舌やほっぺたを排除して正確な治療ができます
特に、奥歯を治療する際は、舌やほっぺたが邪魔をして治療が困難なケースが多数あります。
しかし、ラバーダム防湿を行うことにより舌やほっぺたを排除でき、正確な治療を行うことが可能です。
他にも、お口の中に器具が落下するのを防いだり、水が喉にたまらなかったりメリットがたくさんあります。
実際に、ラバーダム防湿を行いながらマイクロスコープを使用している根管治療の映像がこちら↓
この映像は、根の中を洗浄しているところです。はっきりと根の中まで見えるのが確認して頂けると思います。
これからも、安心・安全な治療を当院長、スタッフ心がけて参りますのでよろしくお願い致します
松川デンタルオフィス衛生士 梅本
この治療の担当者

松川 裕樹Dr.Hiroki Matsukawa
日本有数の日本顕微鏡歯科学会の認定医です。精密な治療を行うために全チェアーにマイクロスコープを導入しているだけでなく、日々歯科医療に関して研鑽を積んでおります。 実際にマイクロスコープを使用して精密な治療を行える歯科医師はまだ少ないのが現状ですが、当院では専門的な知識、経験、技術を持った医師が治療を担当致します。