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誤嚥性肺炎

天王寺駅から徒歩1分の歯医者『松川デンタルオフィス』衛生士の山崎です。

11月8日に衛生士の大島さんと一緒に「西田 和代先生の歯周病のメカニズムと口腔内細菌」のセミナーに行って来ました☆
歯周病になると、どういったことが起こるのか、どういった細菌が増殖するのかという講義内容でした。
その中でも、私が興味をもった
『誤嚥性肺炎』についてブログを書かせて頂きます!!
誤嚥性肺炎とは食べ物を食べる時に誤って食道ではなく気管に入りそのまま肺にいってしまい、口の中の細菌が一緒に肺に入り肺炎を引き起こすことです。
口腔内には約700種類もの細菌がいると言われています。
そして、プラーク(細菌の集合体)1gあたりの細菌数は約1000〜2000億個も存在します。
お口の中は凄くたくさんの細菌が住んでいます。
その細菌が肺に入ることによって、誤嚥性肺炎を引き起こします。
今では高齢者の死亡原因の第3位が肺炎となっています。
肺炎で亡くなる方の80%が誤嚥性肺炎が原因です。
つまり、自分の唾液によって感染してしまうということになります。
さらにその中でも歯周病にかかっている方は2〜5倍のリスクが上がるのです!!
その他にも、ICU患者の命も狙う危険性があります。
人口呼吸器を細菌が多い口や鼻から入れている患者さんは肺炎リスクが極めて高くなり、発症すると死亡率が高くなります。
そんな怖いお口の中の細菌を少なくする為には、毎日の歯ブラシと歯と歯の間のお掃除に加え、定期的な検診が大切になってきます。
『 FLOSS OR DIE 』=『フロスをせよ、さもなくば死だ』という、歯周病は殺人的であるという衝撃的なセリフが1999年にニューヨークタイムズ紙が特集を行い世界中に広まりました。
ちょっと大袈裟な感じがしますが、歯周病が全身の疾患に関係していることが表れています。
少しでも、お口の中の細菌を減らし健康で長生きできるように私たちも頑張ってお口の中をケアさせて頂こうと改めて実感できるセミナーでした。
次回も、大島さんが今回のセミナーの事をお伝えしてくれます(*^◯^*)
第二弾も楽しみにしてて下さい☆☆