天王寺駅から徒歩１分の歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の山崎です。

今回は妊婦さんにもたくさん通院していただいてるので、『歯周病と低体重・早産の関係』についてお話したいと思います。

妊娠されると母親学級などでも安定期の間に歯医者で検診を受けるよう勧められます。赤ちゃんが産まれると歯医者に行く時間が無くなってしまうということもありますが、それ以外にもお腹にいる赤ちゃんに影響をおよぼしてしまうことがあることをご存知ですか？

それが「歯周病」なのです！！
歯周病は今では糖尿病や肺炎、心筋梗塞までも引き起こすと言われています。
その歯周病が妊婦さんとも大きく関わってきています。

この写真はある方の妊娠初期と安定期の歯周病の検査結果です。上の表が初期です。この方は定期健診にきっちりと来られてるので安定していたのですが、安定期に入り妊娠性の歯周炎になりました。それが下の表です。表の赤い部分が増え、状態が悪化したのが分かると思います。

妊娠されるとホルモンの関係で妊娠性の歯周炎になる事がよくあります。
もし妊婦さんが歯周病になると、低体重の子供が生まれたり妊娠37週未満で生まれる早産が起こります。それは、歯周病に罹患してない方の約５倍以上だと言われています。なので、当院では妊婦さんの方にも３ヶ月おきの定期健診はもちろんのこと、歯周病への対策をお伝えしています。
その時にも紹介させて頂いてるのが『リペリオ』と言う歯磨き粉なのですが歯茎を活性化する作用があるので歯周病に効果的に効いてくれます。
妊娠初期には悪阻があったりと歯磨きが辛くなるので普通の歯ブラシよりもとても小さい『ワンタフト』というものも紹介させて頂いてます。

出産までにお口の中も
健康な状態にしましょう！

もちろん妊婦さんだけでなく、歯周病について気になられる方も気軽に健診にお越し下さい。

衛生士  山崎