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喫煙と歯周病

天王寺駅から徒歩1分の歯医者「松川デンタルオフィス」衛生士の大島です。

 

今回は、先日衛生士の山崎さんと行った「西田和代先生の歯周病のメカニズムと口腔内細菌セミナー」の中の《喫煙と歯周病の関係》についての内容を私も書きたいと思います!

喫煙がお体に悪影響を及ぼすことは皆さんご存知かと思います。口の中も舌や歯茎、歯の裏を黒くしたりしますよね。 しかし、喫煙の悪影響は着色だけではなく歯周病にも関係しています!

タバコの中に含まれているニコチンには血管収縮作用があり、好中球という細菌を食べてくれる細胞の動きを低下させることで、炎症を広げる物質が誘導されてしまいます。 同時に血管収縮作用で歯周組織の血流が悪くなり、酸素や栄養の供給が困難になります。 加えて一酸化炭素の作用で歯周組織が硬くなることで歯肉の炎症発見が遅れ、更に歯周病のリスクを高めるのです。

そしてニコチンは唾液の分泌量も低下させるため、口腔内の自浄作用も下がります。唾液が減ることでの口臭とタールの臭いが合わさって口臭も強くなります。

余談ですが、親御さんが喫煙しているとお子さんの歯肉も黒く変色するそうです!衝撃的ですね。。

喫煙は「百害あって一利なし」と言いますが、細菌レベルで悪影響があると聞くと説得力がありますよね(^_^;

禁煙することもとても大事だと思いますが、喫煙することでストレス発散したり必要な方もいらっしゃいますよね(>_<) 喫煙とうまく付き合っていくためにもぜひ定期検診を受けて、バランスをとっていただけたらと思います(^^)

※特定非営利活動法人 日本歯周病学会資料より画像をお借りしました。

「松川デンタルオフィス」衛生士 大島